帽子専門の縫製メーカー【現場リポート】

2017.12.20

前回はざっくりとMade In Japanの帽子についてお話させていただきました。

今回は具体的に弊社Made in Japan 布帛帽子(生地を縫製した帽子)工場について紹介していきたいと思います。弊社は自社内で裁断・縫製・プレス仕上げ・出荷まで一貫体制で行っております。工場は奈良の自然豊かな五條市というところに位置しております。弊社の帽子工場のほかにも靴下工場など日本のアパレル製造を下支えする工場がご近所にあります。現在は大阪市城東区本社内をメインに製造を行っております。

それでは工場内、まずは裁断室です。ここではポンスという機械を使い帽子の生地が裁断されます。写真に写っている男性はベテランの裁断師です。保有する金型は数百種に及び、お客様の要望に合わせて帽子の本体・庇・天ボタン・アジャスターなど裁断を行います。

こちらが縫製室です。地縫いから2本針・菊穴(穴かがり)・後頭部の処理・庇、ビン皮(スベリ)を取り付ける腕ミシンなど帽子を組み立てる為に必要なミシンを取り揃えております。ここで日々たくさんの帽子が作られています。

生地と裏張りを熱で圧着する様子です。帽子の正面に張りを保つ為、生地の強度を上げる為に専用の裏張り生地を貼り合わせていきます。

刺繍、プリント、転写などの二次加工は本社内、大阪市内にある協力工場で行います。

すこしでも、メイドインジャパンがどのようなところでつくられているか知ってもらえましたでしょうか?

一つ一つ、丁寧に職人さんたちが帽子を作ってくれています。新しものと古いものがうまく組み合わさり我々にしかできない仕事がここにはあります。

次回はメイドインジャパンの帽子作成をする場合の具体的な流れを説明できればと思います!


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  Category: 帽子のOEM, 日本製品